悠久の歴史と美しい自然を抱く山紫水明の古都、京都には、さまざまな伝統文化が重層的な精神文化を伴いつつ、脈々と生きています。同時に、進取の気風にも溢れ、新しいものを採り入れ融合させることにより、伝統産業から先端産業まで、ものづくりの技術が磨かれてきました。そうした「匠の技」や「科学技術」、「コンテンツ」、「デザイン」、「食文化」などの地域資源や知恵は、国内外の人々を広く魅了し、世界に誇る「京都ブランド」を構築しています。

京都商工会議所では、企業経営者や学識経験者等で構成する「京商クリエイティブビジネス研究会」を設置し、こうした京都の強みを京都産業の発展の原動力とするために、個人の創造性を最大限に活かすことで新たな文化的価値を生み出し、付加価値の高い商品・サービスを提供している産業群を「創造的文化産業（クリエイティブ産業）」と名付け、選定しています。

絶えることなく受け継がれる伝統技法やデザインに新たな感性を加えて、企画商品を提供するものづくり産業や、京都のおもてなし精神を物語るサービス業、最先端の情報通信業をはじめ、多種多様な業種からモデル企業が選定されています。

京都商工会議所 産業振興部ブランド推進担当